[http://npo-jipa.org]>おとなの散歩(ウォーキング散策)>招き猫(豪徳寺)

行って来ました、豪徳寺。
なんと参道入口に猫が居て、寄ってきたのでじゃれました。
人なつっこくて、よく鳴くので、かわいかった。
「招き猫・タマちゃん」先祖(初代)から数えて何代目かの子孫なのかな??

福銭お守りを買いました。
お守りの中に小さい金色の小判が入ってるみたい。


(招き猫の由来)
右手を挙げている招き猫は「金運」、左手を挙げている招き猫は「客人」招くと言われています。

三毛猫の招き猫が良く見られる形ですが、「風水」の影響もあって、白や赤などの伝統的な色のほかに、黒色・ピンク・青・金色もよく見かけられます。
その色によってご利益が違って、「学業成就」と「交通安全」は青。
「良縁成就恋愛」はピンク。
黒色は、「夜でも目が見える」という由来から、特に『福猫』として「魔除け」や「厄除け」。
赤色は、皮膚病や流行病を遠ざける色ととして「病除け」「災難除け」、などと色によってそれぞれの意味を持ちます。

では、その「招き猫」はどうして縁起物になったのかというと、
日本は古来から農業と養蚕を多くの土地で生業として行っていました。
農作物や養蚕を荒らし害となる「鼠」を追いかける猫を、農業や養蚕繁栄のシンボルとして縁起物となったようです。
その後、農業や養蚕産業の衰退に伴って、金運を招く「商売繁昌」の願いを込めた縁起物へと変化します。

一方で、客人を招く由来は、曹洞宗大渓山豪徳寺がその有力な起源となっています。
時を遡ること江戸時代、関が原の合戦で「井伊の一本槍」で名を天下に轟かせた彦根藩二代藩主・井伊直孝公が幕府から拝領した世田谷領での鷹狩の折り、旧世田谷城(せたがやじょう)の北に位置する豪徳寺の付近を通り過ぎようとした時、山門のそばにいた三毛猫が直孝公を手招きしていたのです。
その瞬間に雨が降りはじめ、止む気配どころかさらに大雨となって、直孝公は足止めをくらったのです。
それでも三毛猫は手招きする仕草をしていたのを見た直孝公は、山門をくぐり境内に誘われ入ると、すぐに先ほどまで雨宿りしていた大木に雷が落ち、しばし雨が止むまで豪徳寺方丈(住職)との法談をして世話になったことで難を逃れたのです。
この縁を大変重く大切にしたいと、夜叉掃部(やしゃかもん)と幕府内では恐れられていた直孝公が江戸菩提寺として諸伽藍を整備し、それまで寺勢貧窮していた豪徳寺が大寺となったのです。
豪徳寺の招き猫伝説はあまり有名ではありませんが、この豪徳寺逸話の元になった話しが中国の故事、唐代九世紀(860年頃)に成立した『酉陽雑俎(ゆうようざっそ)』にあります。 「猫洗面過耳。則客至。(猫面を洗ひて耳を過れば、すなわち客いたる。」
この故事は、招き猫の謂れについて書く時には必ず登場する故事です。
似たような諺として、フィリピンでは「ネコが海に向かって顔を洗うときは漁の好機」といわれるそうです。

招き猫には、瀬戸物といわれる陶器製や、群馬県で有名な「ダルマ」と同じ製法である張子などが多くあります。
地方によっては神様のお使いとして「招き猫」を扱っているようです。
近年では、癒し系ブームの代表格「たれパンダ」人気にあやかって、ちょっと体型がゆるい感じの招き猫も登場しているようです。

(参考資料・資料協力)
・曹洞宗大渓山弘徳院豪徳禅寺縁起
  曹洞宗大渓山豪徳禅寺(東京都世田谷区豪徳寺2-24-7)
・各種縁起物卸・販売
  縁起問屋宇賀福屋http://www.ugafukuya.com/(東京都調布市下石原2-17-11)

 ※執筆=山田貴文(転載不可)

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