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漢方で健康・こうらいにんじん【高麗人参】
血管や細胞の老化を防いで生活習慣病を遠ざけるために、
漢方の基礎知識をご提供致します。
第2回の今日は、
もう一つの漢方の代名詞、「高麗人参」を取り上げます。
■高麗人参って?
高麗人参は、漢方薬の代名詞としても有名です。江戸時代の日本でも、高価な漢方薬でした。
なぜ高価な薬かというと、高麗人参は生長が非常に遅く、土壌の色々な養分を根こそぎ吸い上げてしまうため、一度植えた土壌にはその後15年以上も次の人参を植えることができないといわれているのです。
高麗人参は、長白山脈を中心とした中国東北部、韓国朝鮮半島内の山中、極東シベリアを原産とする五加木(ウコギ)科の多年草の生薬です。
約2000年前から難病に効く薬草、不老長寿の霊薬として珍重され非常に栄養価が高い薬草なのです。
中国医療臨床データによると、多くの効能があることが最近分かってきました。
高麗人参には、人参サポニン、ジンセノサイドなどの成分が含まれ、これらによって疲労回復、解熱、血圧調整,消炎抗菌作用、健胃整腸作用、肝機能強化作用、止血,強心作用、抗腫瘍作用、糖尿病治療などの幅広い効能があるとされ、また最近注目されているのは、高麗人参に含まれているアダプタゲンが病気の治療や健康な人の疾病予防に役立つと解析されたのです。
また、研究の一部のデーターではありますが、ガン細胞の縮小や消滅のほか、エイズウイルスの増殖が極度に抑制されたという報告と放射能防御作用もあるといわれています。
■高麗人参の主な成分
・サポニン配糖体のパナキロン
・精油のパナサン
・パナキシノール
・ビタミンB群
・脂肪酸
・ミネラル など
■高麗人参の薬理作用
現代の薬理の研究によって以下のことが証明されています。
・中枢神経系のバランスの調整(自律神経の乱れを調整)
・学習記憶能力の改善及び向上
・血糖代謝の調整
・たんぱく質合成の促進
・免疫能の増強
・抗腫蕩作用
・老化防止作用
・疲労回復作用
・肝機能の保護作用
・動脈硬化の防止
・血小板凝集の抑制
・骨髄造血の促進作用
■高麗人参の効能
有効成分であるジンセノサイドやアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの働きから疲労回復に効果があるとされ、また血管拡張作用や赤血球をやわらかくする作用もあります。
他の効能は中性脂肪やコレステロール値を下げるといったこと、短期的にその効果が期待できるものではないのですが、継続して服用することで動脈硬化の予防なども期待できるのです。
ある臨床試験では、高麗人参を40歳以上の人に2ヶ月間摂取してもらったところ、思考や物事に対する反応時間の改善が見られたという結果もあります。
また高麗人参の効能は、中国や日本だけでなくヨーロッパなどでも広く認められ、アメリカではサプリメントとして人気が高まっています。
■高麗人参七効徳
・補気救脱(ほききゅうだつ)
・益血復脈(えっけつふくみゃく)
・養心安神(ようしんあんしん)
・生津止渇(せいしんしかつ)
・補肺定喘(ほはいじょうぜん)
・健脾止瀉(けんびししゃ)
・拓毒合瘡(たくどくごうそう)
といわれる七つの効能と徳を述べたものまであるのです。
■高麗人参はこんな方に・・・
・虚弱体質改善 体質が弱く、よく風邪をひいたり抵抗力の衰えを感じる方。
・血色不良改善 貧血症、低血圧症等で顔色の優れない方。
・冷え性改善 身体が冷たい方、特に腰や手足の冷える方。
・胃腸虚弱の改善 慢性的に胃腸が衰弱している方、胃の重い方、下痢や消化不良を起こしやすい方。
・肉体疲労改善 疲れやすく、疲労感がなかなかとれないなど、身体の疲れが苦になる方。
・病中病後の栄養補給及び滋養強壮 身体を養い、強壮を促す作用がありますから、病気で療養中の方、回復直後の方。
・食欲不振の改善 食欲が進まず、栄養不足や栄養の偏っている方。
・発育期の栄養補助 成長期のお子さんの身体を養い、身体作りに役立ちます。
■現代医療も認めた効能
・高麗人参は糖尿病を予防する。
・高麗人参は抗癌作用を持つ。
・高麗紅参は動脈硬化と高血圧を予防する。
・高麗紅参は肝臓保護作用を持つ。
・高麗紅参は胃腸病に効果がある。
・高麗紅参は二日酔いに効果がある。
・高麗紅参は抗疲労・抗ストレスに効果がある。
・高麗人参は老化を防止する。
・高麗紅参は頭脳活動を円滑にする。
・高麗人参は血液循環を円滑にする。
・高麗紅参は免疫機能を増進。
・高麗人参は貧血治療効果を持つ。
・高麗紅参は放射能防御作用を持つ。
・高麗紅参はAIDSウィルスの増殖を抑制する。
・高麗紅参は身体機能の恒常性を維持する。
参考資料:大韓民国社団法人高麗人参学会「高麗人参の理解」より一部抜粋(翻訳)
※執筆=メディカルスポーツトレーナー・山田貴文(転載不可)
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