■著者=加藤諦三,■ISBN=4-569-57054-2,■出版社=PHP文庫
(p8)「この失敗は、自分にこの道を行ってはならない」と神様が教えてくれているのだと感謝した方がいい
(p21)理屈が通らないといってヒステリックに怒り出すような人は、ビジネスマンとして仕事ができない。人間は理屈どおり動くわけではない
(p22)仕事のできない人は、仕事のプロセスがわからない。〜仕事のできる人がいつも上司にいるわけではない。〜仕事への意欲のない部下も抱
(p24)困難を誇張して考える人は仕事ができない 腹の立つ人に自分の関心を集中させないことが大切である
(p26.1)論理的なことをとうとうと会議などで述べて得意になっている人は、仕事をしていくうえで力になるのではなく、逆にお荷物になる
(p26.2)仕事をしていくうえで力になる人は、口数が少なくても実際に手足を動かす人である
(p29)仕事に甘えの代償的満足を求めていないか 〜彼らの仕事面での実直さは、他人の好意を得る方法なのである
(p30)人間的魅力によって他人から愛情や注目を集めることができると思っているならば、仕事熱心や正義感のようなものでそれらを集めようしない
(p31)自分を売り込むための勤勉〜他人の幸せを願って、その人々のために献身的にがんばるという姿勢が、この執着性格にあるというのではない
(p34)「この人は真面目だけれども足をひっぱる人だ」と見抜けてこそはじめて人の上に立てる
(p38)周囲の人への愛情から、みんなのいやがる仕事をする人は強い。〜自分を知っているし、周囲の人を見抜いている。だから裏切れない。
(p39)自分を信じている人はまず他人の気を引く必要を感じていない。〜むしろ他人に「自分をほっておいてほしい」と思っている
(p40)人になにかしてもらおうと生きているのか、人のためになにかをして生きようとするのかで、まるっきり人生の幸福感、不幸感は違ってくる
(p41)分離、他人と自分とは違うのだということ〜。分離を完成すれば自分の感じ方を相手に押しつけることも少なくなる
(p43)一般に人は自立と依存性を対立させて考える。そのとおりだが、自立と対立するのは自己中心性でもある。というのは依存的な人は自己中心的
(p44)自己中心的な人は相手に尽くす。しかし見当違いなのである。相手にとっては尽くされるより自分のことをほっといてくれたほうがいい
(p54.1)心理的にある距離を持って接するというと、冷たいと思う人もいる。そのように解釈する人は依存心の強い人が多いのではなかろうか
(p54.2)適切な距離を維持できるというのは、情緒的成熟の証明なのである
(p58)趣味もなければ、親友もいない、家庭でも心のふれ合いがないなどという人は、仕事の逆境に弱い
(p61)反対している人を理屈で負かしてもなんにもならない。大切なのは、その人が反対しないようにさせることである
(p72)あの人の顔を立てなければいけない、あの人のメンツを潰してはいけない、そこらへんの気配りが若いうちにはなかなかできない
(p73)父親が劣等感の裏返しからいつも自慢話をしていて、子供のやる気をなくす〜父親が(母親にとって)子育ての最大の障害になる
(p74)でしゃばる人は嫌われる。でしゃばる人は仕事ができない。基本的にはみんなに好感を持たれなければ仕事はできない
(p75)でしゃばる人といっしょに仕事をしてみたいと思う人はいない。どんなに有能でも、そんな人と一緒に仕事をしてみたいと〜は思わない
(p77.1)人間関係がうまくいかないのは、自分がこうありたいという能力と、他人が評価する能力との間にギャップがありすぎるのである
(p77.2)そして「こうありたい自分」を周囲の人に認めさせようとする。それがまた周囲の人の反感を買う
(p80)生き方を押しつけられることは自立した人間であればあるほど耐えられないのである
(p83)可愛がったり、面倒を見てやっているつもりでいたのに、思いがけず裏切られたり拒まれたりする〜一人よがりで相手にとってはありがた迷惑
(p89.1)他者否定の人も心は不安なのである。相手を糾弾することで自分の心の葛藤を解決しようとしているのだから
(p89.2)最終的には自分の心の中の葛藤に気づいた人間のほうが強い
(p93)実は裏方をつとめているときこそ本当の力をつけているとき〜。〜力の蓄積があって日の当たる場所に出た人が、長く本当の力を持ち続ける
(p96)心理的に健康な人は仕事そのものを楽しむ。仕事をするそのこと自身から心理的報酬を得る。人より働くことは損なことだという認識はない
(p103)人をその気にさせるためにはなによりもまず先入観なく、その人の話に耳を傾けることである
(p127)最大の味方が最大のお荷物になるきとき〜口の軽い男〜自分の重要性を誇示することにしか関心がないから、相手の自尊心を傷つけて怒らせ
(p129)自分に失望している者はどうしても他人を非難してしまう。それは自分に失望した者にとって、他人を非難することは自己救済だからである
(p133)目に見えない日夜の努力や苦労は、他人にはほとんどわかってもらえない〜大切なことは、「たった一人の戦い」を覚悟することである
(p134)自分の意見や願望を「みんなこう願っているから」というようなかたちで出すようでは、リーダーの資質はない
(p137.1)だいたい、みんながよく働かないと嘆く人は、その前にみんなの話に耳を傾けたことがあるのだろうか
(p137.2)人の欲求に耳を傾けることのできる人でなければ、どんなに仕事熱心でも仕事はできない
(p141)自分の欲求に対する関心と同じくらいの関心を他人の欲求に払えば、仕事のできるビジネスマンになれるであろう
(p142)見えないところでがんばっている部下を見抜ける眼力がリーダーには必要である。それが失脚しないリーダーなのである
(p145.1)見えるところの部下の努力に弱いリーダーは、名リーダーではない。大きなことができるリーダーではない
(p145.2)「私はあなたをこんなに愛しています」ということを恋人の前で誇示する人は、もっと素敵な異性が現れればすぐに「さようなら」をする恋人
(p147)その人の器と、その人の雰囲気に合ったことをいってはじめて納得するのである。自分の位置をまちがえて努力しても報われない
(p148)神経症的欲求のひとつ〜成功の暁には、周囲の人に対して「ざまあ見ろ」とでもいいたいような気持ちになるような性質のものである
(p149)「でしゃばり」な人は、自分に本来与えられた役割では不満〜。したがって、自分に与えられた役割を淡々としてやっていくことができない
(p150)現実の自分の役割を素直に受け入れることができない。人々がその人に期待している役割以上のことをしたがる
(p154)その人の雰囲気とその人の能力とその人に期待された役割に従ってものをいうときに、その言動は力を発揮する
(p160)「でしゃばり」な人はどうしても人の仕事のおいしいところだけをとろうとする。縁の下の力持ちができない
(p164)自分を安売りして相手に気に入られようとするな 〜相手を見る前に自分のいいとこを見せようとしてしまう。
(p165)有名人や力を持った人が失脚すると、とたんに周囲から人が去っていく。〜冷たいと嘆く。しかし冷たい人間を見抜けなかったのはその人本人
(p180.1)いっしょに仕事をしている場合、自分のノイローゼ的傾向が強ければ強いほど、ノイローゼ患者から感情的に生活上の影響を受けてしまう
(p180.2)「腹を立てることは自分を犠牲にする行為である」(ウェイン・ダイアー「自分の時代」渡辺昇一訳、三笠書房)
(p181)日本の社会では「人間関係のゴタゴタを処理してるとわくわくしてくる、生きてるなあって感じがする」と思えるようになって〜真のリーダー
(p184)ノイローゼになった人に「現実に直面しろ」といっても無理〜直面して生きてられるくらいならとっくに直面して、もっと幸せな人生を送っている
(p195)相手は口ではあのようにいっているが、心の中ではなにを望んでいるか、それを考えることが大切
(p196)If you disagree with him, you may be tempted to interrupt.(カーネギー)〜最後まで聞くか聞かないかが、説得できるかできないかの分かれ目
(p197)仕事で自分の意見を通そうとするなら、人の反対意見を遮ってはならない
(p202.1)会議での反対意見や非難もその議題についての反対や、その人についての非難ではなく、自分の偉大さをみんなに証明するための言葉で
(p202.2)そうであればその反対意見や非難にムキになって腹を立てることはないのである。人を動かそうと思ったら「反対意見に激怒するな」である
(p206)人を見る眼のない人〜表面おとなしい人をおとなしい人と見〜そのような人の中に〜権威主義的な人が〜どうしてもこう〜気がつかない
(p214)リーダーになる人は、避けて通れぬことは避けようとしない人である
(p215)メンツにこだわって決めたことを変えないことのほうが、後になってよほど大変な事態を呼び起こす結果になる
(p216)人間は感情の動物だから、感情が傷つけられるということが大きくその人の行動に影響する。〜いままで賛成していたことが反対にもなる